１. 事業概要

2023年度は、九十九島パールシーリゾートの来場者数61 9,000人、九十九島動植物園来園者数180 ,000人、総売上高13億6,500万円、経常利益4,000万円を計画値として設定し、事業を開始した。2023年度の業況としては、長期間影響を受けてきた新型コロナウイルス感染症の感染法上の扱いが５類指定感染症へと見直されたことにより、観光需要の高まりを期待していたが集客状況は想定を下回った。また、物価上昇なども相まって経営環境としては厳しい状況が継続したが、回復の兆しが見えた年でもあった。水族館および遊覧船においては、全国旅行支援などの後押しにより上期は好調に推移したが、下期は旅行支援策が終了したこと等が影響し、旅行客の動きは鈍化した。動植物園では、施設の老朽化や高齢による人気動物の死亡が前年度末に相次いだこと、また、繁忙期の悪天候や記録的猛暑などが影響し、来園者数が大きく減少した。９月にチーター２頭を新規導入したが、挽回することが出来なかった。結果として、九十九島パールシーリゾート来場者数は554,000人（前期比111.5％・計画比89.5％）、九十九島動植物園来園者数は125,561人（前期比81.3％、計画比69.8％）の集客実績となった。 収支計画に対しては、総売上高が13億1,265万円（前期比108.5％・計画比96.2％）となり、経常利益254万円を計上する結果となった。

２. 資産負債の状況

【単位：千円、税抜】

３. 取締役・監査役の状況